眠
著名人のお墓
神屋宗湛
明に渡り金銀銅鉄吹分の法を学び、岩見銀山を開いて産をなした神屋寿貞の曽孫、神屋善四郎貞清(宗湛)が寂し、当寺内に葬られたのも移転早々の寛永十二年(1635年)、二十世玉成和尚代のことである。神屋宗湛は貿易に従事して家産を興し、博多三商傑の一人に挙げられる豪商であると共に、豊臣秀吉の知遇を得て、戦火にって荒廃していた博多の町を復興した恩人である。又、紫野大徳寺古渓和尚に参じ禅法を修すると共に、千利休に茶の湯を学んだ風流人でもあった。彼の所持した名物茶入博多文琳、また宗湛日記は有名である。